「資格って持っててすごいね!私も今は毎日忙しくて無理なんだけど、落ち着いたら取りたいんだよね~。」
という友人が周りにたくさんいます!
世の中のママは、本当に毎日毎日忙しいですよね・・。
学校や仕事が休みの日だってママは休む暇なし。
ただでさえ忙しいのに、勉強なんて・・これ以上嫌なことなんてしたくないし、そもそもできっこない!
と思いますよね。
勉強はしてないけど今は主婦頑張ってるんだから、せめて誰か!褒めてくれ! と思いますよね。
そうなんですよ、家事やってて偉いねって誰かに褒められることって、ほとんどないですよね・・。
だけど、主婦業以外に何かに挑戦してたり、資格持ってる、とか言うとめっちゃ褒められます。
ママなのに偉いね、頑張っててすごいねぇ、
とか! 私からしたら、FP1級の資格取得なんか!?より、子育てや主婦業の方がはるかに大変だと思ってます。
資格取ったというと、頭いいね!と言われますが、私、頭全然よくないです・・。(笑)
仕事でもケアレスミスとか多いですし、理解力もあんまりないです。
子供にも、「ママ聞いてた?」とかよく言われます。
「聞いてる、聞いてる!なんかぼーっとしてた。」みたいなこと日常茶飯事です・・。
ただ、最近、資格取得するのは、人より得意分野なのかなとやっと気づき始めました。
多分ですが・・、
絶対に落ちると言われた高校に、死ぬ気で勉強して合格したところから私の勉強人生はスタートしているのかもしれません・・。
その後も大学受験、社会人になっても資格取らされる会社に就職・・と気が付けばそういう環境にずっといて、なぜかいつも勉強していました。
決して頭がいいわけでもなく、勉強が好きなわけでもないです。
めんどくさがりな私は、嫌いな勉強時間を極限まで短くしたい!!
といつもずるいことばっかり考えてます。
その結果、必然的に効率のいい勉強方法が身についたのかもしれません。
周りに「資格取りたいけど絶対無理」といっているママたちが多いことも事実なので、私のようなめんどくさがり屋でもやり方さえわかっていれば誰でもできるよ!と言いたいです。
資格を取る目的を考える
何のためにやるのか
私の場合は、本当は資格の取得が目的だとしても、それだとあまり頑張る気になりません。
本質的には、資格を持っているとか持っていないとかはその人がどんな人かを判断する材料にはならないからだと思います。
資格の有無に関係なく、自ら一生懸命学んで目の前の相手に価値を提供する人に、人は信頼を置きその対価を払いたいと思います。
資格という看板はぱっと見わかりやすいので、もしかしてすごい人かも?とバイアスがかかるだけです。
それでも、資格取得のために努力することは大変ですし、その頑張った勲章として看板を掲げられるということだと思います。
看板があるとないお店よりお客さんが入ってきやすいという感じです。
もちろん資格がないとできないと法律で決められている仕事(税理士・弁護士・宅建士)もあるので、それも含めて自分のしたい仕事を考えないといけません。
けれども、やはり努力してつけた知識で相手を助けることのできる人が信頼される人だという本質は変わりません。
だから、どうしてその資格を受ける経緯になったのか、もう一度考えてみて下さい。
私の場合は、仕事柄新しい税法とか制度とかを知ってないといけません。
しかし、興味のない分野は全く勉強する気がしなくて、お客さんに聞かれても、情報が更新されてなくて、その都度調べたりして・・。
これでプロといえるのか?
勉強なんてしたくないけど、知識をつけ続ける努力はしないと・・
よし、FP1級受けたらきっと大量の知識が一気に身につくぞ・・やってみるか!という動機でした。
なので、目的を設定すると、「お客さんの悩みに対し幅広い知識を使って不安を取り除いたり、選択肢をお伝えしたりして、いつでも頼れる人になる!」ということが本当の目的ということになります。
この資格を取ると・・という考えではなく、この分野の知識があると・・とイメージします。
そうすると、自分はその資格を持っているからすごい、ではなく、この知識があるから、それを生かしてこんな風に人の役に立てる、資格を取ればそんな私になれる!!と思うことで必然的に自己肯定感が上がります。
会社に無理やりやらされた場合は・・
会社に受けろと言われた、昇進試験で必要、などの理由で全然興味がない。
というケースもあると思いますが、会社に受けろと言われるということは、仕事に直結する分野であるはずです。
やらされた訳ではなく、自分で決めたと意識を変えておいた方がいいです。
そうしないと、勉強が辛い時や、不合格になったときに人のせいにしたくなっちゃいますので。
受けると決めたら、できる限り時間をかけず最短で受かる、と決めることが心の負担を最小限にします。
人に決めさせられた訳でなく、自分で決めたと思うことがとても大事です。
嫌だな、受けたくないなと思ってるなら、そのマイナスな思考が無駄な時間を生み出しています。
この知識をつけてお客さんの役に立つ仕事に生かそう、と輝く自分をイメージして、自らやりたいと思える気持ちの切り替えができると最高です。
どのくらいの熱量か確認する
どのくらいの熱量で受かりたいと思っているか、自分自身に問いかけてください。
あまり、受かる気がしないとか、やっても意味ないとか思っていると、1回で受かるはずのところを何回も受けることになり、 結果的に嫌々勉強する生産性のない時間をたくさん使うことになってしまいます。
私は、勉強が嫌いなので、受けると決めるときは相当の覚悟が必要だと自分で理解してます。
(試験の難易度と覚悟は比例します)
目的を考えて、よしやるぞ!と決めても、そこまでたどり着くまでに苦しい日々が来るとわかってます。
そこで、「受けるってことでいい?勉強をスタートしたら大変になるけど大丈夫?」
と自分の中の怠け者の自分に言い聞かせます。
そして、怠け者の自分は勉強中にいつも邪魔してくるので、
「やると決めたのは自分でしょ?」
って自分を追い込みます。
ストイックに感じるかもしれないですけど、基本怠け者なので、極力無駄なことをしたくないだけです。
そして、資格取得と怠け者の私と天秤にかけてみて、自信のない時は見送ります!受けるのを諦めます。(笑)
本気でやろうと決意できるまで受けません。
家族に相談する
試験を受けると覚悟を決めたら家族に相談しましょう。
家族には試験の日程と、それに向けて毎日勉強時間を確保しなくてはいけなくて迷惑をかけちゃうと思う と伝えて、できることを協力をしてもらいましょう。
勉強することで疲れたりしても、余裕がない態度を取ったりしないように、気をつけます。
自分で決めたことなので、協力してくれてありがとう、応援してくれてありがとう。
という気持ちで逆にやる気をもらいます。
そして、行き詰まったときは素直に、
「勉強辛くなってきたよー!」
と口に出しちゃいます。
「頑張れー」
「ママならやれるよ」
という応援の言葉をもらって、俄然やる気が出ます。
決めたら申込をして、参考書と問題集を買って、1問解く
決めたら気持ちが変わらないうちに、試験の申込をし受験料を払い、参考書と問題集を買います。
高くても迷わない!決めたらなるべくその日のうちに申込して本屋に行きます。
お金を先に払うと、引き返せませんからね・・。
同時にするのがお勧めです。
決めたらすぐスタート地点にたち、一気にスタートしちゃうイメージです。
一歩ずつでも、ゆっくりでも走り始めることが大事です。
申込して受験料払って、本屋行って参考書と問題集買って、家に帰ってきて一番わかりそうな問題一問解きます!
勉強方法
最短で合格すると決める
目的は自分をやる気にするために考えるのですが、スタートしたらあくまで合格がゴールに変わります。
最短で行きたいですね。
本当は理解しながらゆっくりやるのが正解だと知っていますが、時間がかかりすぎてモチベーションが持たないので、私は資格取得と知識をつけるための学習方法はきっぱり分けてます。
こちらは皆さんのスタイルに合わせてください。
何度も言いますけど、私は怠け者なので、1分1秒無駄な時間だったと思いたくないのです。
そんな時間あったら子供と遊んでたい。
最短で合格する方法は、できる限り効率よく問題集の問題を頭に入れる。
単純です!
難関試験であるほどたどり着くまでの道は険しいです。
そして、小さい基礎問題の繰り返しをコツコツやるしかありません。
地味です。
コツコツです。
私はいつも思うんですけど、難関試験って、別に一つ一つの問題がめちゃくちゃ難しいわけじゃなくて、めちゃくちゃ範囲が広いってだけだと思うんですよね。
(もちろん専門分野の知識の土台があるかは大切ですが・・。)
範囲が広すぎると、やってるうちに覚えたこと忘れちゃって、結果的に難しいと思うだけなんだと思います。
なので、コツコツやって全て頭にインプットできれば誰でもどんな試験もいけるんじゃない?という持論があります。
ただ長い期間勉強を毎日の習慣にするのが、地味に苦しい。
でも、やると決めたので試験日当日まで走り続けます。
疲れたら子供たちをハグしたりして充電しながらやります。
毎日のスケジュールに組み込む
スケジュールを立ててみてください。
今のルーティンの中にどこに勉強時間を組み込めるか・・
計画通りに行くことなんてほとんどないです笑。(笑)
けれど、計画を立てます。
計画通りに行かないので、その計画をじっと眺めて、また書き換えます。
何日か計画通りに出来る日がありますが、次の日はまた出来なかったりして落ち込んだりします。
それで大丈夫です。
一日に必ずやる最低限のことを決める
一日に必ずやる最低限のことを決める。
私はどんなに酔っ払って帰ってきても、寝坊しても、一日一問は必ず解くと決めていました。
そうすると気分がいい日は10問解けますし、私ってすごいじゃんって思える日もあります。
そして、一問しか解かなかった日は「一問解けてすごいじゃん。」と言います。(笑)
得意分野(興味のある分野)からやる
とにかくモチベーションをどう保つかが勝負です。
自分のモチベーションを上げるために、得意分野からやって、理解出来ている自分をすごいじゃんと褒めまくります。
FP1級に関しては、比較的簡単な応用問題から手をつけるといいです。
私は1ページ目の1問目から問題集を解くことはほとんどないです。
まず、参考書をさっとみて、こんなことやるんだと頭に入れる。
問題集を開いたら、パラパラめくって一番わかりそうな問題から解きます。 嫌いなところは後回しにします。
最初の方はどうせ忘れていくので、勉強のルーティンに慣れてきた頃に覚えにくいところに手をつけると効率がいいと思います。
間違ったところだけ見る
難関試験のほとんどは、得意分野であっても問題集を解いてすぐに答えがわかるものはほぼありません。
初めてやる分野などほとんど理解できていない問題は、最初から答えを見ながら超スピードで解いていきます。
そして、 問題を解きながら、間違った問題とわからない問題に✔印と日付を書きます。
一回目で合っていた問題は二度と解きません。
(因みに、答えを見ながら解いた問題は回数に含めません。答えを見ずに初めてやったところを1回目として日付を書きます。あくまで、私解くの初めてですから!という顔をしておきます。(笑))
一回目で解けた問題は、理解できていると判断し印はつけません。
ただし、勘で合っていたものや、答えが合っていてもよくわかってないから後で確認したいと思ったものには△の印と日付を書いておきます。
二回目は✔印を中心に、余裕があれば△を見る というように繰り返します。
忘却曲線を利用する
忘却曲線という言葉を聞いたことがあると思いますが、人は覚えたことをどんどん忘れていきます。
特に試験勉強などのあまり自分にとって大事でなさそうな・・情報は脳からどんどん排除されます。
そのため、時間がなくてほとんど出来ない日も、毎日必ずやっていたことは昨日やった✔問題を見る。
見るだけです。
書く時間がもったいないので、見るだけです。
見直しする(アウトプットする)時間は、朝がいいです。
夜にインプットした情報を朝にアウトプットすると効率がいいということがわかっているので、朝必ず問題集を開いて間違ったところだけ見る!
時間ないので、歯を磨きながら・・とかやります。
見て、答えがわかるか・・チェックする感じです。
大体わかりますが、中には忘れてる問題もあってショックを受けます。(笑)
けれど、大丈夫。
人は忘れる生き物ですから!
昨日やったのに忘れた!
とショックを受けますが・・そのときは力強く!大きい×印と日付を書きます。
大きい×印は次の日にやったけどまた間違った問題、として、一週間後に見ます。
そのあとはもう一度1ヶ月後に見るという流れです。
毎回日付は忘れずに。
もし大きい×印を一ヶ月後に間違えたら、めっちゃ大きい×印で目立つように印をつけます。
ここまで来ると、めっちゃ大きい×印が頭に残って絶対に忘れなくなります。
問題集を汚す
問題集を汚すというと語弊があるかもしれませんが、 私の問題集、真っ黒です。
書き込み量がすごいです。
汚いので恥ずかしくて人にはあげられません。
しかも、マーカーとか赤ペンとかではなく、シャーペンで書くのでなんか汚いんです。
昔からの感覚なのですが、マーカーとか赤ペンとか使うとどこが本当に重要かよくわからなくなるので、基本真っ黒です。
汚いんですけど、汚ければ汚いほど、やったな~という気持ちになってモチベーションがあがります。
問題文を〇や下線で目立たせる
ケアレスミスが多い私は、問題文のなかに「適切なものは・・」とあれば大きな○で囲む、「不適切なものは・・」とあれば大きな×をつけるようにしています。
また、重要な単語や何度も出る同じ単語は下線を引いたり、=や→でくっつけたりします。
よく問題文を読み間違えるので、絶対にケアレスミスをなくす、尚且つ見直しするときに一目でわかるようにそうしてます。
見られると恥ずかしい人は参考にしないでください。(笑)
問題文の横に自分で問題を作る
問題を解いてると大抵引っかけ問題や、いくつかの大まかな分野の中である一部分を切り取って出される問題というものが定番です。
そうすると、
何と何を引っかけ問題として出てくるのか、
どことどこの数字を間違えやすいのか、
またその分野で他のパターンだとどうなんだ?
というようなところを関連付けて一気に潰したいので、 問題の横に、自分でもう一つ問題を作って書きます。
基本は不適切な設問に「正しい金額は?」とか「このケースが当てはまる制度の適切な名称は?」というような感じです。
これは不適切である、と理解するときに、適切なのものは何かを同時に学習します。
そして、「見たことあるな」とか「あれ?これ何と勘違いして間違えたんだっけ?」
と思ったら、すぐに調べます。
参考書と付け合わせをして、「ここの数字似てるから引っかけ問題作れそう。」とか問題を作る人の気持ちになって、傾向をつかみます。
そして、その説明文がある参考書のページ数を問題文の横に書いておきます。
逆に参考書には問題集のページ数を書いておきます。
自分で紐づけていく感じです。
変な?マークとか作って同じマークを付けてみたりします。
答えの場所に問題集のページが書いてあるケースもありますが、自分の字で書くと脳に残りやすいです。
これをやると、芋づる式に覚えられます。
一気にいくつかの問題のパターンや引っかけ問題の作り方が解明できて、めちゃくちゃ時短になります。
図を描く
自分の手描きで図を描くとなぜか強烈に頭にインプットされて、写真を撮ったように試験中にイメージ図が出てきます。
参考書のページ数を書くといいましたが、参考書のページに書いてある図をそのまま写してフリーハンドとかで描きます。
なぜか下手な方が印象に残りやすいです。
また、なんか似たような数字、とか間違えやすい言葉とかを表とかにして、そこにも参考書のページ数を書き紐づけます。
図として印象に残すことが大事です。
問題集をたくさん汚して視覚を刺激します。
もちろん、試験当日の問題用紙も汚いです。(笑)
ラストスパートは過去問に尽きる
試験のラストスパートは過去問を解く。
時間を計って、本番のように過去問を解きます。
FP1級は、基礎編と応用編でそれぞれ2時間半もかかるので、平日の夜には到底出来ません。
土日などのスケジュールの中に組み込んでおきます。
繰り返しやっていると、2時間半で収まらなかった時間が短時間で解けるようになっていきます。
ここまで来て、過去問を解いて常時合格点以上を取れるようになってくると、もう大丈夫です。
あとは、この状態をちょうど試験日の直前に持って行けるといいですね。
人によってそれぞれなのですが、私はFP1級の時はここまで来るのにちょうど6ヶ月くらいかかりました。
試験日の5ヶ月前から始めたのですが、1回目は間に合わず不合格。
その後、1ヶ月くらいで合格出来る状態まで仕上がったのですが、試験日までの3ヶ月が辛かったです!
モチベーションを保つのに苦労しました。
どのくらいで合格レベルにまで持ってけるかの予想は難しいのですが、タイミングが来るとそういう状態になるということを頭で理解しておくと、あとはこの状態を保つだけかと思えるので余裕が出ると思います。
ピッタリ合えばラッキーです!
おまけ:面接対策
きんざいのFP1級の実技試験は、面接です。
細かい内容は、また別機会にしますが、 内容自体はそんなに難しくなく、とにかく緊張しないようにすることが最優先です。
面接対策本を購入して、基本的な質問と傾向をつかみます。
この基本的な質問に完璧に答えられる練習だけしておけば、あとはいつも通りお客様に対応するように答えられれば大丈夫です。
緊張しないように、何も知らないお客様に丁寧に教えてあげるイメージでいると落ち着きます。
お客様はよくわかっていないから1から説明してあげる、
という気持ちでいると、もしわからなくても、「後でお調べしてきちんとご説明いたしますね。」と自信を持って言えます。
まとめ
「資格を取りたいけど、忙しいから無理」といっている主婦の友人が多いので、参考になればと思いました。
私なんかができるんだから、みんなできるよ!と思うのですが、確かに資格取得までの道のりは楽ではありませんし、やろうと決めるまでに重い腰が上がらないことは確かです。
資格を持っていても持っていなくても、頑張っている人がすごいと私は思います。
毎日、仕事している人も、家事やっている人も、子育てやしてる人も、みんな偉い!頑張ってます!
そのなかで資格取ってみたい!と思うのなら、誰でもやれます。
お金を払えば大体の試験は誰でも受けられます。
あとは覚悟を決めるだけです!
ママでも、挑戦する機会を諦めず、知識をつける楽しさをたくさん知ってほしいなと思います!
お互い頑張りましょう!