子供が学校から帰ってきて落ち込んでいたら~友達関係に悩む年頃?どうやって接したらいい?

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「ただいま-」と帰ってきたときの、声のテンションや顔の表情で、

「なんかあったなー」「嫌なことあったっぽいなー」

と親なら大体わかっちゃいますよね。

悲しんでるときもあれば、怒ってるときもあって、どんな風に接するのが本当の正解なのかは未だによくわかりません。

子供の性格も自分の性格も違うように、人間関係においてこれが正解ということはないのかなと思います。

私は、子育てがとても楽しいです。そして、どんな仕事より大変で一番面白いって思ってます。

だって、どんどん成長する我が子を一番側で見守り、応援し、時には厳しく叱り、時には一緒に涙し・・親も人間として一緒に成長出来る。

こんなに感情が揺さぶられる瞬間がたくさんあるなんて、面白い!面白すぎる!と思います。

子供が何かの壁にぶち当たってるとき、私は心の中で 「来たぞ~」「壁にぶち当たってる~」とか思っちゃいます。

辛い表情を見ると、一緒に辛くなりますし、決して面白がってる訳ではないのですが・・、それが人生!困難をたくさん乗り越えてくれ!という感情です。

子供の世界も大人の世界も、悩みの多くはやっぱり人間関係の悩みばかりなんですね。

いつも通り「おかえり!」

いつも通り大きな声と笑顔で「おかえり!!」 と言います。

正確には、いつも「おかえり!」と笑顔で言っているので、そのあとに「おや?いつもと違うぞ。」と思いますね。

とにかく、どんなときも帰ってきたら元気に笑顔で「おかえり!」が基本です。

そりゃあ、こっちも仕事で疲れてたりするときもあり、コンディション悪いときもあります。

けど、その瞬間はスイッチ入ります!!

子供の状態を確認するためにレーダーが反応する感じです。

自分の方が遅いときは「おかえり!」と言えないので、代わりにめちゃくちゃ元気にただいま!」と帰ります。

ダンスして家入ったり、変顔したりして、なんか笑わせたいなという日は感覚でそうします。(笑)

うるさいなぁ!とかうざ!とか言われても、何もダメージのない表情でにっこり!

会えて嬉しいって表情です!

そして、目の前に座って、今日はどうだった??と聞きます。

タイミングは様々ですが、帰ってきてすぐのときもあれば、夕飯食べてるとき、お風呂一緒に入ってるとき、マッサージしてるとき・・とか。

どこかのタイミングで聞きます。

話を1から全部聞く

なんかあったなーという日は、まず話を全部聞きます

「今日ね・・」と話し始めたら、しっかり体を向けて、聞いてるよ~という表情と態度で、向き合います。

どんなに時間がかかっても、最後まで聞きます。

時計を見て、今から大体1時間から2時間は覚悟します。

あー、明日も仕事だし、洗い物も溜まってるし・・と頭の片隅で思っても、どっちが大事かは明らかですね!

ママはいつでも子供の見方です。

でも、それを子供にちゃんと伝えられる瞬間は突然来ます

だから、いつ来てもいいぞ~と普段から覚悟しておくことが必要ですね。

洗い物のことは・・なかなか諦められずにチラチラ気になることもありますが、早めに諦めましょう。

出来たらやればいいし、明日でもいいんですから。

相づちと繰り返しのみ

聞いてるときは、基本的には相槌と、

「○○だったんだよ~。」

「そっか~、○○だったんだね。」

繰り返しをするのみにとどめます。

全部話が終わるまで、聞きます。

状況を把握する

話を全部聞いたら、状況の整理をしてあげます。

全部話が終わったかな、というタイミングで、

「こういう順番で、こんなことがあったんだね。」

と状況を細かいところまで把握します。

「そう、そのときほんとむかついて・・!!」とかが出てきたら、それは子供の感情の部分なので、「そっか、むかついたんだね~。」 といいながら、事実と感情の別けて整理します。

ある程度、大人の力で状況を整理したところで、こういうことで合ってる?と事実の部分だけ確認します。

気持ちの整理をする

次に一つずつ気持ちを整理し、こんがらがっている気持ちを整理してあげます。

相手の子はどうしてその行動をとったかを考える

大体、○○ちゃんにこんなことされた、あんなこと言われた!と怒ってたり悲しんでいたりするので、事実を把握したら

「じゃあ○○ちゃんは、なんでそんな人に嫌われるようなことしたんだろうね?」

と問いかけます。

相手に傷つけられたとき、自分が嫌な思いをした!という感情が強すぎて、相手の感情を考える余裕がないですよね。

なので、

まず、「それは嫌だったよね。」

それで、相手の子はなんでそんなことしたんだろう?

と考えさせます。

相手を傷つけてしまう子供たちの大抵の理由は、「自分がよく思われたい。」とか「自分が正しいと証明したい。」とかそんなケースがほとんどです。

中高生なので、大人の世界の詐欺師のような・・全く行動の意図がつかめない・・ということはあまりありません。

(ないことを願いたいですが・・可能性はゼロではないので、そのためにしっかりとした状況把握は必須です。)

相手の子の気持ちはどうか

相手の子はなんでそんなことした?をと言われると‥、

子供なりに少し自分の気持ちから離れて考えます

「自信がないから、嘘ついちゃたのかな‥。」とか「本当はみんなと仲良くなりたいけど、怖いのかな‥。」 など考え始めます。

うん、そうかもね。

うん、そういう可能性もあるよね。

相手の子も本当は自分を傷つけたいと思っているわけではないということを理解していきます。

でも、許せない!!となると思いますが、それでいいです。

うん、許せないよね。ママもその気持ちわかるよ!と気持ちに共感し続けます。

(もし、相手の子が自分の快楽のために相手を意図的に傷つけるような行動があるようでしたら、子供でも決して許される行動ではないので、そのときは断固とした対応が必要です!) 

子供自身の気持ちは

相手の子の気持ちまで想像したら、少し落ち着いてきます。

今の気持ちは? と聞きます。

やっぱり嫌い!許せない!と言うときもあれば、

まあ、私に嫉妬しているだけかもしれない、自信がないから本当はかわいそうなのかも、とか。

少し視野が広がっているときもありますね。

その後どう行動するか

こういうことがあったという事実、

相手はこういう気持ちでこんな行動を取った(仮定)、

それに対して自分は嫌な思いをした。

それで、その後をどう考えるか?

最後に自分がどうなりたいかを考える

事実を理解したら、どんな状態になるのがベストか考えさせます

どうしても仲直りしたい、もう友達には戻りたくない、今は何も考えたくない‥、など、今の状態からどうなりたいかを一緒に考えてあげます。

どうしても仲直りしたい、など関係を改善したいときは話し合いができる状態を作れるのか考える。

もう友達には戻りたくない、など相手とは距離を置きたいときは、極力関わらないようにする。

今は何も考えたくない‥というときは、話はここまでにして、少し時間が経ったらまた話をしようといいます。

相手を変えることは出来ないので、自分が一番望む状態に近づけるように出来ることを一緒に考えます。

また、反面教師という言葉を使って、自分が嫌なことをされたからこそ、こういうことはしない人になりたいねと話をします。

そして、その反対で人を楽しませたり、幸せにできる人になりたいねと、主語を自分にして自分はどんな人になりたいか想像させます。

時間が解決してくれることを理解する

どんなに辛いことも苦しいことも時間が経つと気持ちが変化します。

時間が解決してくれます。

今はこれ以上ないくらい嫌だと思ってるかもしれないけど、ママなんてこんなこともあんなこともあったよ!と自分の過去の失敗や辛い経験もどんどん話をします。

時間が経つと、こんな風に自分の子供に面白おかしく話せちゃうんだから。

だから、大丈夫だよ。

少し時間がかかると思うけど辛く悲しい気持ちからは、絶対に解放される時が来るから

その分楽しくて幸せな瞬間がくるからね!といいます。

すぐには解決しないと思いますが、時間かけて一緒にゆっくり考えようねと、ずっと側にいて味方でいることを伝えます。

そして、状態が安定するまで見守りましょう。

まとめ

こういう人間関係の歪みは、大人の社会でもよくあります。

けれど大人でも、こうしたら解決するよ!と答えを正確に言える人はいないのではないでしょうか。

正解はないですけど、相手の気持ちを考えられる人はみんなから好かれますし、逆に相手の気持ちを考えられない人は嫌われちゃいますよね。

単純なことなのに、そういう基本的なことを忘れて自分のことばかり考えてしまい、意図せず目の前の人を傷つけたりする。

不思議ですね。

単純なことなのに、大人でも余裕がないときなどは出来ない時がある。

頭ではわかっていても、自分のことになると客観的に考えられなくなります。

人間関係において、自己中心的ではなく利他の心を持つとうまくいくという根本的な原則をいつも忘れずにいたいですね。

子供たちには、きっとこれからもたくさん辛い経験が待ってると思いますが、その都度しっかりと向き合い乗り越えてほしいなと思います。

何度か繰り返していくうちに、そうだ、あのときと同じでこう考えれば少しは楽になる!というように、選択肢をたくさん持っている子になってほしい。

そして、そういう子は、きっと誰にでも優しく思いやりのある、芯の強い大人になると私は信じてます。

著者

アキ

新卒で金融機関へ就職し、2回産休育休を取り復職しました。                                      しかし、営業職で残業も多く、子供のとの時間を削らなくてはならないことに常に罪悪感や寂しさを感じていました。                                  12年間勤めた同じ会社から独立した先輩のコンサル会社に転職を決意。                                   時間や心の余裕ができ、子供の行事に必ず参加できるようになったことで、自分の人生にとって大事なものを改めて考えることが出来ました。                                   心の余裕が出来たことにより、自分にとっての仕事の意味を考えるようになりました。                                             忙しさと仕事の質は比例しない、質の高い仕事とは相手のことを考えながら仕事をすることだと気が付きました。                                            金融機関の時のように、試験取得やノルマを強制されるわけではないので、仕事においての学びをどのようにしていくかに悩みました。                                    子育てや家事を理由に努力を怠ることは違うのではないかと、自問自答し、金融機関にいたときより、更に努力しなくてはいけない、もっとお客様から信頼される人になりたい、という気持ちになりました。                                        そして、宅地建物取引士や1級ファイナンシャルプランニング技能士の資格取得を目指しました。                                       そのころちょうど離婚を考えていていたのですが、自らの離婚の準備に今までの学んできた知識が本当に役に立ち、お金の知識の重要性をひしひしと感じた瞬間でした。                                       とはいえ、離婚するには様々なことを決めたり、手続きしたりと、心労もあるなかで本当に大変なことばかり・・。                                            私のように専門に学んでいても、大変なのだから、よくわからなくて困っている人はたくさんいるのではないか、と考え、自分が大変だったことや、知っていたらよかった、というような話を発信し、少しでも悩んでいる人の役に立てればいいなと思いました。                                           また、子供が小さいころから正しいお金の知識を身に着けることがとても大事だと、常々思っております。子供と学べる楽しいお金の話もしていきたいなと思います。

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